ファインパウダー

Fluon®PTFE
ファインパウダー

Fluon® PTFE Eシリーズ CDグレード(ファインパウダー)はPTFEの粉体です。


Fluon®PTFE
ファインパウダーの使用例

本シリーズは従来PTFEの重合乳化剤に使用されてきたPFOAの化合物(アンモニウム塩)を一切使用しておりません。 PFOAを含有せず、且つ従来のPTFEの諸性能を漏れなく備えている新しい環境適合型のPTFEファインパウダーです。

シールテープ

用途例1.シールテープ

チューブ

用途例2.チューブ


グレードと特長

1.助剤とともにペースト押しを行うことで、シールテープ、延伸フィルム、チューブ、小径ロッド、電線被覆などに用いられます。
2.せん断力を加えると容易に繊維化するため、熱可塑性樹脂に微量添加することで、その樹脂の溶融張力を向上させる難燃化添加剤として使用することが可能です。


  CD123E CD145E CD126E CD097E
特徴 高強度品、低RR 低RR 低RR 高RR、透明性に優れる
用途 電線用生テープ・パイプ・ホース 低密度生テープ 延伸フィルム・フラットケーブル 極細チューブ・電線被覆
タイプ ホモポリマーグレード ホモポリマーグレード コポリマーグレード コポリマーグレード
PFOA 不使用 不使用 不使用 不使用
嵩密度(g/L) 550 510 460 500
平均粒子径(um) 500 550 500 550
比重 *1 2.16 2.17 2.18 2.18
相対押出圧力 *2 2.3 1.9 2.3 0.9
RR *3(Reduction Ratio) 25-300 50-500 15-300 250-4000

*1 PTFEは溶融粘度が高く、あらゆる溶媒に不溶であるため通常の分子量測定が困難であり、比重を分子量の指標としています。(比重が低いほど高分子量)
*2 AGC社内評価法(ダイアングル20°、ISOPAR H 16%、RR=1000)
*3 RR=Reduction Ratio。リダクション比とも呼ばれ、押出成型機の充填口面積と吐出口面積の比を示す。RRが高くなるほど充填口面積が大きく、吐出口面積が小さくなるため細物チューブや電線の成型が可能となる。


グレード選定の手引き

グレード選定の選定には下のフローチャートをご利用ください。

ホモポリマーグレード

TFEのみを原料(モノマー)とするポリマーです。ホモポリマーグレードでは、分子量、押出圧力が重要な選定のポイントになります。



高分子量のものほど、ポリマー鎖が長く強度が出るため延伸強度に優れます。これに対して、PTFEはせん断力を受けた際の繊維化が生じやすいため高分子量のものほどチューブ成型時の押出圧力が高くなります(成形性低下)

コポリマーグレード

TFEを主原料に他の原料(コモノマー)を共重合させたグレードです。コモノマーを共重合させることでポリマーの繊維化を抑制できるため成形性が高いPTFEとなります。共重合させるコモノマーはTFEに対してごく微量であるため、PTFEの耐熱特性は保持したままです。コポリマーグレードでは成形性の指標となるRR(Reduction Ratio)が樹脂選定のポイントとなります。



コポリマーグレードではコモノマーの共重合変性によって高RRでの成型が可能となります。(易成形性)RRとは押出成型機の充填口面積と吐出口面積の比のことであり、高RRのものほど、充填口面積が大きく、吐出口面積が小さく出来るため細物チューブや電線被覆用途に好適となります。ホモポリマーでは押出圧力が高くなり高RRでの押出成型が困難となります。

樹脂選定フローチャート

PTFEは融点以上に加熱しても粘度が高く流動しません。 また、ほとんどの溶媒に溶けないため分子量の測定が困難です。 そこで、分子量の比較を比重で行います。比重が小さいものほど高分子量となります。(ただし、比重はポリマーの結晶構造に大きく影響されるため、結晶構造が変性されるコポリマーグレードでは単純に分子量の指標とすることはできません)




フッ素樹脂とは?

旭硝子がFluon®ブランドでご提供させて頂いているフッ素樹脂について、皆様により知っていただく為の情報をご覧頂きます。フッ素樹脂が、極めてユニークな性質を持つ高機能プラスチックであることがお分かり頂けるはずです。

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