PFA

Fluon®PFA

Fluon®PFAは、四フッ化エチレン(C2F4)とパーフルオロアルコキシエチレンとの共重合体で、パーフルオロ樹脂として傑出した化学的・電気的・機械的特性及び表面特性を示すと同時に、溶融成形できる熱可塑性樹脂としての特性も兼備えているため、PTFEに匹敵する諸特性を維持しながら射出、押出、ブロー、静電粉体塗装といった熱溶融成形法による、自在な加工が可能です。また、最高使用温度260℃と、極低温から高温に到る広範囲な温度帯で、優れた諸特性を維持します。



Fluon®PFAの特徴

Fluon®PFAは、以下のようにパーフルオロ樹脂特有の、数々の優れた特性をあわせ持ちます。

  • 優れた耐薬品性
  • 優れた機械強度保持性
  • 優れた電気特性
  • 優れた難燃性
  • 優れた低表面エネルギー
  • 優れた耐候性

ほとんどの薬品に対して侵されることのない、化学的に安定性の高い材料です。このため、強活性の化学薬品に定常的に接触する半導体分野向け部材の成形材料に最適です。

-200℃~+260℃という広範囲で機械的強度を維持し、安定した状態で使用することが出来ます。

極めて低い誘導率および誘電正接を示す卓越した電気絶縁材で、エレクトロニクス分野の信頼性向上に貢献します。

酸素指数が95%以上あり、不燃材としての特性がさまざまな分野への利用を広げます。

低摩擦性、非粘着性、撥水・撥油性など表面特性も信頼性が高く、流動体の抵抗を小さくするなど優れた効果を発揮します。

直射日光、風雨、排気ガスなどによる機能低下や劣化がなく、長期間野外に曝露しても特性は変化しません。

薄肉、極細成形対応グレード Fluon® P-62XPT

一般的にPFA樹脂は、その溶融流動性の悪さから、たとえば薄肉の射出成形には適さないと言われておりましたが、旭硝子では、こうした常識を打ち破った高流動グレード「P-62XPT」を上市しております。
一般的に熱溶融タイプの樹脂では溶融流動性を向上させるために分子量を落としますが、そうすると、機械強度、たとえば引張破断強度、繰返曲げ強度といった特性が著しく低下します。
「P-62XPT」ではこうした問題を独自技術で克服、24~36g/10minという大きなMFR値を有しながら、機械強度の低下は最低限におさえられており、安心してお使いいただける成形品のご提供を可能にします。
「P-62XPT」は、以下のような微細品の射出成形に対応します。


射出成型

電池パッキン

電池パッキン
プラスセイコー株式会社殿ご提供

勿論、射出成形以外の成形法にも対応、たとえば押出成形では極細チューブ、極細電線、極細フィラメント(繊維)といった具合に、微細成形品への展開が可能です。

極細電線
株式会社潤工社殿ご提供

電池パッキン

繊維


Fluon®PFAの用途

押出成形

射出成型

トランスファー成形



Fluon®PFA
耐薬品性ガイド

薬品 温度(℃) 時間(日) 引張強度保持率(%) 引張伸度保持率(%) 重量変化率(%)
硫酸/過酸化水素* 150 28 85 103 0.40
発煙硝酸 25 28 88 91 0.61
濃塩酸 100 28 94 105 0.44
エタノール 78 7 88 124 0.09
アセトン 56 7 93 119 0.31
四塩化炭素 78 7 81 116 2.49
クロロホルム 61 7 97 109 1.49
トルエン 110 7 99 111 0.77
キシレン 138 7 95 104 0.72
ベンゼン 80 7 100 108 0.56
n-ヘキサン 64 7 87 100 0.53
メチルエチルケトン 80 7 86 94 0.61
酢酸エチル 77 7 94 100 0.59
アニリン 185 7 90 97 0.30
フェノール 182 7 84 94 1.33

* 96%硫酸/35%過酸化水素水=70/30wt比 7日おきに液交換


製品一覧


フッ素樹脂とは?

旭硝子がFluon®ブランドでご提供させて頂いているフッ素樹脂について、皆様により知っていただく為の情報をご覧頂きます。フッ素樹脂が、極めてユニークな性質を持つ高機能プラスチックであることがお分かり頂けるはずです。

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