properties

フッ素樹脂の性質

フッ素樹脂は以下の機能を全て兼ね備えている驚異的な高機能プラスチックです。


耐熱・耐寒性

フッ素樹脂の融点は非常に高く、ほとんどが200℃以上です。また連続使用可能温度も150~260℃で、プラスチックの中で最高クラスの耐熱性を持っております。

Fluon®各樹脂の融点と連続使用可能温度

  融点 連続使用可能温度
Fluon®PTFE 327℃ 260℃
Fluon®PFA 310℃ 260℃
Fluon®ETFE 270℃ 150℃

Fluon®は、-253℃でも3%の引張伸度を示します。

  連続使用可能温度
Fluon®PTFE -100℃
Fluon®PFA -100℃
Fluon®ETFE -80℃


耐薬品性

フッ素樹脂はほとんどの薬品に対して不活性であり、優れた抵抗力を持っています。 また溶剤に関しても溶解しません。
特にFluon®PTFE・Fluon®PFAはプラスチックの中で最高の耐薬品性を備えています。以下に代表例として、Fluon®PFAの耐薬品性をあらわす表をご覧下さい。

Fluon®PFAの耐薬品性

薬品 浸漬温度 浸漬時間 引張強度 引張伸度 質量変化率
  (℃) (日) 保持率(%) 保持率(%) (%)
発煙硝酸 25 28 88 91 0.61
濃塩酸 100 28 94 105 0.44
アンモニア 70 28 93 101 0.01
エタノール 78 7 88 124 0.09
アセトン 56 7 93 119 0.31
四塩化炭素 78 7 81 116 2.49
クロロホルム 61 7 97 109 1.49
トルエン 110 7 99 111 0.77
キシレン 138 7 95 104 0.72
ベンゼン 80 7 100 108 0.56
n-ヘキサン 64 7 87 100 0.53
メチルエチルケトン 80 7 86 94 0.61
酢酸エチル 77 7 94 100 0.59
アニリン 185 7 100 97 0.3
フェノール 182 7 84 94 1.33


難燃性

Fluon®PTFE・Fluon®PFA・Fluon®ETFE はUL規格94V-0認定を受けています。
また限界酸素指数がFluon®PTFE・Fluon®PFAで95以上であり、極めて難燃性の高いプラスチックといえます。

Fluon®各樹脂の限界酸素指数

  Fluon®PTFE Fluon®PFA Fluon®ETFE
限界酸素指数(%) >95 >95 30


電気特性

フッ素樹脂の誘電率はプラスチック中で最も小さく、周波数による変化もほとんどありません。
また体積抵抗率も、測定限界を超えるレベルの高さです。

Fluon®各樹脂の電気的特性

  Fluon®PTFE Fluon®PFA Fluon®ETFE
体積抵抗率(Ω・cm) >1018 >1018 >1016
耐アーク性(秒) >300 >300 120
誘電率 2.1 2.1 2.6

※誘電率は60Hz~106Hzの周波数において


低摩擦性

フッ素樹脂は摩擦係数が小さく、自己潤滑性に優れています。
以下にフッ素樹脂の動摩擦係数の表を挙げます。

Fluon®各樹脂の動摩擦係数

  Fluon®PTFE Fluon®PFA Fluon®ETFE
動摩擦係数 0.11 0.2 0.5


非粘着性

フライパンのコーティングで有名である通り、フッ素樹脂はいずれも非粘着性を備えています。
水の接触角がいずれの樹脂も100~115度程度あるため、接着剤での接着は不可能です。


耐候性

屋外での暴露では、太陽光線による光分解作用・酸化作用・気温の変化による膨張収縮作用等の環境にさらされます。
フッ素樹脂は、これらの厳しい環境下において、変化・劣化を起こしにくい特性を持っています。


他のプラスチックとの比較

フッ素樹脂は、他のプラスチックと比較しても、大変高機能な樹脂である事が分かります。
代表的な汎用樹脂との比較表をご覧下さい。Fluon®の高性能がお分かりいただけます。





フッ素樹脂とは?

旭硝子がFluon®ブランドでご提供させて頂いているフッ素樹脂について、皆様により知っていただく為の情報をご覧頂きます。フッ素樹脂が、極めてユニークな性質を持つ高機能プラスチックであることがお分かり頂けるはずです。

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